
皆さんこんにちは!
スギテック、更新担当の中西です。
~“長持ち仕上げ”~
コーキングを長持ちさせる鍵は、断面設計・下地処理・気象管理、そして塗装工程との連携。現場で効く“勘どころ”を、季節運用・素材別にまとめました。
目次
2:1ルール(幅:厚)を基本に、最少6mm確保
入隅・開口角は増し厚+R仕上げで応力分散
ALC/縦目地は低モジュラスで伸び代を確保
タイル目地はシール=仕上げ。色番合わせと汚れにくい艶が肝
撤去粉塵・離型剤・油分は機械ケレン+アルコール脱脂
金属:ST2〜3ケレン→防錆プライマー
モルタル:脆弱層を落としてフィラーで段差補正
窯業サイディング:目地底の防水紙損傷に注意⚠️
夏:過軟化・流れ防止→目地冷却・早朝/夕方施工、希釈禁止
冬:硬化遅延→露点差+3℃以上、結露面NG、低温対応材
雨前後:含水面・濡れ戻りを避け、プライマー有効時間厳守
塗装可否:MS/PU=多くは可、シリコン=不可が基本(専用プライマー例外あり)
工程順:シール→硬化→上塗りが原則(可塑剤移行の影響を回避)
艶設計:外壁3〜5分艶で波打ち・段差を目立たせない
低汚染上塗りを選ぶと雨筋が出にくい
端部からのピンホール:ならし不足→端部押さえ+二度ならし
ブリード(ベタつき/汚れ吸着):可塑剤移行→低ブリード材+上塗り
早期剥離:プライマー漏れ/有効時間超過→再ケレン・再プライマー
色ムラ:充填後の指触で表面荒れ→乾燥までノータッチ✋
浴室:防カビシリコン、通気・乾燥時間を確保
キッチン・洗面:変成シリコン(MS)で後塗装可、油分除去を入念に
床見切り/巾木:低モジュラス薄塗りで開き防止
換気・火気厳禁(溶剤系)/臭気対策
VOC配慮材・低ブリードの選定
写真台帳:撤去→プライマー→充填→仕上げ→膜厚を段階記録
m単価(撤去・養生・充填・ならし含む)×延長+足場+高所/難所係数
色番指定・低ブリード・防カビはオプション明記
保証範囲(割れ/剥離・年数・面積)を書面化
目地幅/深さ、動きの大きさ、既存材の種類
方位(南/西=紫外線強)、近接汚れ源(幹線道路・工場)
上塗り予定の有無と塗料系統
雨仕舞(サッシ下・水切り上)と逃げの確保
足場動線・高所作業の安全計画
「割れてきたかも?」「どの材が正解?」と感じたら、断面設計と材料相性から丁寧にご提案。
三面接着ゼロ設計×塗装連携で、長く美しくを標準化します。✨